Final Chapter「夜明け前が一番暗い」
八神はなぜ楠本玲子が桑名を売ったのかを聞くために楠本玲子の元へ向かう。
そこで楠本玲子は事情が変わったという。
楠本玲子「充が目を覚ました。充を人殺しの子供にするわけにはいかない」
八神の説得は楠本玲子には響かず八神はとりあえず九十九の事務所に戻って江原の控訴裁判に向けて準備する。
八神は神室町へ行き城崎と再び江原に会いに行くもやはり江原の御子柴殺害動画が本物である証拠や使われた凶器などが見つからない限り痴漢を覆すのが難しい。
八神はすべてを明らかにすれば桑名が公安に追われることを防ぐことができると考え江原に協力を頼むが江原は断ってしまう。
異人町に帰った八神は九十九に桑名から託された江原のペンダントを調べてもらっていた。
その中身にはあるSDカードが入っていた。
その中身には御子柴を殺害した映像が収録されているだけだった。
しかしこのSDは書ききり専用つまり加工は一切できないものでこの動画には加工がはいっていない証拠になりえるものだった。
そこに誠稜高校の香田をいじめていた松井が訪れ香田と香田をいじめていたあかねがRKに連れ去られたと言う。
八神、杉浦、海藤は香田とあかねを助けに駆け付けRKのメンバーをボコボコにした。
しかしそこに相馬が現れ八神達を襲撃する。
そして相馬は桑名が川合の死体の場所を公開して楠本玲子もろとも道連れにしようとしているらしいことや裁判で楠本玲子の名前を出すなという楠本玲子の伝言を八神に教えその場から逃げる。
それから一月後…江原の痴漢裁判の控訴審が始まる…
八神は法廷に立ち江原の痴漢が御子柴殺害のアリバイ工作であることや被害者である間宮由衣もグルであり入れ替わりトリックや御子柴殺しのことを説明する。
そして八神は書ききり専用のSDカードに記録されていた加工がされていない江原による御子柴殺しの映像を公開しこれが本物だと証明した。
しかし江原本人や検察官もまだ殺人の件は認めようとはしなかった。
しかしそこで八神は江原が敏郎がだれにいじめられているかや御子柴を殺す動機になった澤先生の敏郎が御子柴にいじめられているという桑名との会話の録音データをその場で流す。
八神は江原が御子柴をころしていないならこのデータはいらないはず、と言い消去しようとすると…
江原「やめろ!!それは敏郎のいじめの存在を証明する唯一の証拠だ!」
「裁判ではいじめはなかったと判決がでた!!!」
「法も検察も真実には届かない!!」
「俺のアリバイ工作をみやぶれなかったようにな!!!」
「だから俺が御子柴を殺すしかなかった」
ついに江原は御子柴殺しを自白した。
そして御子柴を殺害した時の証拠である凶器の場所を言った。
法廷は凶器発見まで休廷という形になる。
そこに楠本玲子と坂東が現れ楠本玲子のを通して桑名から電話が入る。
桑名「楠本玲子さんには裏切られるとはおもっていなかった。しかしそれでいいんです。あなたがたはもう地獄を味わった。俺も充を守りたい。どうせ公安からは逃げ切れない自分は川合の死体と一緒にいる」
と言い坂東は相馬を桑名がいる異人町の倉庫へ向かわせる。
八神は楠本玲子に言う
八神「川合の死体と桑名を消したら次は俺でしょうね…その次は..坂東は知りすぎた人間の口をふさいでいきますよ。これからずっと…あなたが選んだ道はそういう道です。俺は桑名をころさせやしない」
と八神は言い異人町へ向かった。
異人町ではRKが桑名の確保と、川合の死体の処理に動きだしていた。
八神は海藤、東、杉浦と合流し川合の死体と桑名がいる海沿いの倉庫へ向かう。
倉庫に着くとそこにはRKの構成員が大量におり八神達は激しい戦いになりながら奥へと進んでいく。
倉庫を進んでいると桑名から連絡が入る。
桑名の目的は川合の死体の場所を教える代わりに居場所がつかめなかった相馬を引きずりだし捕縛し公安の黒幕ごと明るみに出し楠本玲子を守ることだった。
一方相馬とRKは川合の死体を発見していた。そこに桑名が相馬を襲撃する。
八神もその場にたどり着く。
八神と相馬の激しい戦いが始まった。
八神は戦いの末、相馬を撃破し相馬を捕縛する。
八神「次目が覚めた時、お前を守っていた闇はもうない。一生檻の中で恥さらしてろ!!!!」
川合の死体には桑名の手で爆弾が仕掛けられており川合の死体を処理し、相馬を捕縛したことで楠本玲子を解放できると桑名は言う。
しかし八神はすべて明るみに出し楠本玲子を自首させてやってほしいと桑名に言う。
桑名「楠本さんは13年たってやっと充に会えたんだぞ。自首すればまた離れ離れにはってしまうそれが正義なのか!!!」
八神「ここで目をつぶったら澤先生の犠牲はなんだったんだ!彼女はもう声も上げられないんだぞ!そこから目を逸らして何が正義だ!!!」
桑名「ならここにいる全員吹き飛ばすしかねぇ」
八神と桑名の正義がぶつかり合う悲しい戦いが始まる。
激しい戦いの末桑名は倒れる。
桑名「人を…幸せにできない真実に価値なんてあるのか….?」
八神「そうやって真実隠した結果が澤先生を死なせてしまった。楠本さんを楽にしてやれ
歪んだ正義にはまた別の正義が付け行ってくるんだよ。そして多少の犠牲には目をつぶっていくようになる」
八神「俺もどの正義が正しいかなんてわからない。でも澤先生の犠牲を踏みつけて真実隠して誰が幸せになれる!?そんなもん誰が望む?」
八神「真実だけがだれにとっても公平に「そこにあるもの」なんだよ。澤先生からそれを取り上げないでくれ」
桑名は泣き崩れる。
そこに楠本玲子が現れ桑名は秘密をまもれなかったことへの謝罪をする。
楠本玲子は澤先生や桑名にも代償を払わせてしまった。自首をすると桑名に言った。
桑名が犯罪を犯した証拠は八神達ももっていないことや今警察に桑名を渡せば公安に渡すこと同じことから桑名がその場から消えることはだれにも止められなかった。
桑名「充のようなこがいるのなら俺は自分の手を汚すこともいとわない」
八神「あんたの言う通り法は完璧じゃない。法はより良くなろうとかわり続けている
今法で守れない人がいるなら俺が守りに行く、あんたとは違うやり方で…」
桑名は再び闇の中に戻り行方不明になった。
一方黒幕である坂東の元には検察が現れ相馬や相馬の行為のことを追求していた.
すべてが丸く収まったとはいえないがひと段落した八神探偵事務所は八神、海藤、杉浦、東、九十九で寿司パーティーを開き物語は幕を閉じた….