PSVR2の性能は?VIVE・OculusQuestや初代PSVRと比較
この記事はPSVR2はどのくらいの性能なのか他機器との比較を紹介した記事です。
PSVR2の性能は?
PSVR2はヘッドセットとコントローラーがセットになっています。
PSVR1はヘッドセットだけで通常コントローラー前提だったので、本格的なVR体験ができることでしょう!
ではでは、発表された技術仕様です
PSVR2ヘッドセット
詳しく見ていきましょう!
・解像度 片目あたり2000×2040
PSVRが片目解像度960×1080だったのでかなり向上しています!
VRはレンズを通してみますので解像度高くても粗く見えてしまうのでこれは非常に重要です!
また、フォービエイテッド・レンダリング(プレイヤーの中心視野ほど高解像度に、そして視野の外側に行くに従い低解像度で描画する手法)という技術により、現実に近い高品質な映像体験が可能だそうです。
・視野角も約110度!PSVRは約100度でしたので向上していますね
また、PSVR2ではセンサーがかなり進化しています!
・モーションセンサー: 6軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度)
加速度センサーは、物体の移動速度を検知します。 ジャイロセンサーは物体の回転や向きの変化を角速度として検知します。これがそれぞれ3軸(縦、横、奥行き)ずつ検知されることでヘッドセット、つまり自分の頭の角度と動く速度が正確にゲーム内に反映されるという仕組みです。
・装着センサー: IR近接センサー
近接センサーとは,触れなくても近づくだけで反応するタイプのセンサーです。おそらくはヘッドセットの装着チェックで使われていると思います。
・トラッキングカメラ×4
PSVR2は「インサイド・アウト・トラッキング」式というのも大きな進化です。
VRヘッドセットに搭載されたトラッキングカメラ4つに映る映像から自分の位置やコントローラーの位置を検出し追跡、ゲームに反映してくれます。
「インサイドアウト」方式は機器にセンサーが組み込まれているもので、「アウトサイドイン」方式はヘッドセット以外にも外部にセンサーを設置しなければなりません。外部センサーがヘッドセットやコントローラーの位置を検出しゲームに反映してくれます。
「アウトサイドイン」方式のほうがより正確な検出ができハイエンドのVR機器はたいてい「アウトサイドイン」方式でした。しかし近年「インサイドアウト」方式の精度もかなり向上してきているようです。
ちなみに、PSVRも「アウトサイドイン」方式ですが、ルームスケールは未対応でした。基本的に動きまわれずコントローラー操作が基本となりました。
・IRカメラ×2 (視線トラッキング用)
視線トラッキング機能によって、プレイヤーの目の動きを検知し、特定の方向を見ただけで、ゲームキャラクターを操作することもできます。ゲームキャラクターがより自然かつ直感的なものになることで、没入感を新たなレベルに引き上げてくれるでしょう!
PSVRに比べてかなり進化していますね。これによってVIVEなどのVR機器にあるようなルームスケールみたいなことも可能になることでしょう。VRのFPSなどでは、ちゃんと構えて狙いを定めると言った本格的な動きをしなければならなくなるのでより没入感が高まりますね!
ルームスケールとは、VR内で現実世界での小部屋サイズの空間を動くことのできる技術のことです。ゲーム内で遠く離れた場所にアイテムが落ちている場合は実際に「歩く」「しゃがむ」「手に取る」といった動作が必要になります。
基本的にルームスケールは外部センサーありの「アウトサイドイン」方式のほうが優れています。PSVR2では外部センサーではなくヘッドセット搭載のトラッキングカメラ4個でこれを再現してくれます。
PSVR2ではトラッキングカメラによってこれを実現しますので、カメラで部屋をスキャンし、コントローラーを使って部屋の環境に応じてエリアを拡大したり、縮小したりするようです。
VRゲームを遊んでいる時に設定したプレイエリアの境界線に近づくと画面にも境界線が表示されますので部屋の壁にぶつかることはないようになっています。PSVR2でもこの機能があるので安心して動き回ってください(笑)
プレーヤーへの多彩なフィードバック
VRでのプレイヤーへのフィードバックは基本視覚と音ですがPSVR2にはそれ以外にもヘッドセットに振動機能搭載です!
そして今回追加されたコントローラーについてですが、これにはボタンに加えてトラッキング ・モーションセンサーと6軸検出システム (3軸ジャイロ・3軸加速度)搭載ということです。
加速度センサーは、物体の移動速度を検知します。 ジャイロセンサーは物体の回転や向きの変化を角速度として検知します。これがそれぞれ3軸(縦、横、奥行き)ずつ検知されることでコントローラーの角度と動く速度が正確にゲーム内に反映されるという仕組みです。スマホなどにも組み込まれています!
またグリップの静電気感知センサーによって指の動きを検知しますのでゲーム内で物をつかんだり離したりという動作が現実の指と同期して動くことでしょう。
また、PS5コントローラーの「傘に雨があたる振動」や「ガラスの上を歩く振動」といった細かい感触や重さといった感触を手から感じることができる、ハプティックフィードバックも搭載です!
PSVR2の発売日や価格は?
2023年2月22日発売決定!!
価格も74980円!!!
予約も各店開始しております。
PSVR2はほか有名VRヘッドセットと比べてどうか?
簡単にですが現在発売されているVR機器でメジャーなもの三つのスペックを載せておきます
VIVE Pro 2 | Valve Index | Oculus Quest 2(Meta Quest 2) | PSVR2 | |
---|---|---|---|---|
解像度 | 両目:4896×2448 片目:2448×2448 | 両目:2880×1600 片目:1440×1600 | 両目:3664×1920 片目:1832×1920 | 両目:4000×2040 片目:2000×2040 |
視野角 | 120度 | 130度 | 100度 | 110度 |
リフレッシュレート | 120 Hz | 144Hz | 90Hz | 90Hz-120Hz |
トラッキング | アウトサイドイン | アウトサイドイン | インサイドアウト | インサイドアウト |
外部センサー | VIVEベースステーション | Valve Indexベースステーション | ||
コントローラー | VIVEコントローラー | Valve Indexコントローラー | Oculus Touchコントローラー | PSVR2 sense コントローラー |
価格 | ¥103,400 | ¥165,980 | ¥59,400~ | 不明 |
トラッキング(位置検知)方式についてですが「インサイドアウト」方式は機器にセンサーが組み込まれているもので、「アウトサイドイン」方式は部屋に外部センサーを設置しなければならない方式です。外部センサーがヘッドセットやコントローラーの位置を検出しゲームに反映してくれます。
「アウトサイドイン」方式のほうがよりプレイヤーの正確な検出ができ、ハイエンドのVR機器はたいてい「アウトサイドイン」方式です。しかし近年「インサイドアウト」方式の精度もかなりのものになってきているようです。
PSVR2以外はPC仕様がメインなのでやはりゲームの種類やクオリティーに違いが出てきますが、スペックだけ見るとハイエンドVR機に迫るスペックだということがわかりますね。
こう見るとPCで使うならMeta Quest 2がかなりコスパいいのでは・・・?
PSVR2はPCでも使用できるか?
現在PSVR2対応ゲームがどれほどになるのか未知数です。
そしてVRゲームと言えばどうしてもPCのほうが充実しています。
Half-Life: AlyxやBONEWORKSなどのVRゲーム動画を見たことある方ならわかると思いますが、銃のエイムやアクションなどかなりの没入感を味わえることがわかります。
ですが!これらのゲームを快適にプレイしようとするとかなりお値段がかさみます…30万~位…?
VIVE Pro 2やValve Indexなどは最高のVR体験ができるとはいえPCのスペックや知識もかなり要求されますので敷居が高いですよね・・・
もしPSVR2がPCでも使えるなら激熱なのですが、初代PSVRのことを考えると微妙かもしれません。
初代PSVRはPCで使用できるにはできたのですが、ソニー公式ではないソフトを通してでなければ動かなかったり、不具合やトラッキング精度に難があったりしました。
このことを考えると、PSVR2でも公式でPC対応してくれる可能性は低そうです。
ぜひともPS5でもこのレベルの没入感を味わえるゲームを出してほしいですね!
最後に
PSVR2はかなりのスペックだということがわかりました!
まだ値段が未定なのと、どれくらい対応ゲームが出てくるかがわかりませんので期待大ですね!
現在も対応ゲームが順次発表されているようですのでこれからも情報を追ってみます!
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