チャプター5 白昼夢
八神は生前に新谷が殺される前に電話していたのは「先端創薬開発センター」の人間の電話番号でありそこは3年前殺人事件がありその殺人の容疑がかかったのが大久保新平であり八神が無罪を勝ち取った裁判の弁護の依頼者でもあった。
八神は海藤、杉浦、東、そして新谷の仇を討ちたいと言う源田法律事務所の若い弁護士である星野が集まり情報を整理する。
「先端創薬開発センター」では代表の木戸隆介が認知症の新薬「アドデック9」を開発したという論文発表しておりその木戸と話をするため八神と星野は「先端創薬開発センター」に向かった。
「先端創薬開発センター」に着くと八神は木戸と会い3年前の殺人事件を思い出す。
3年前
八神は大久保新平の殺人事件について調べるべく新谷と共に「先端創薬開発センター」に来ておりそこで寺澤という女性に施設内の案内を頼み施設内を見て回る。
殺害されたのは和久というアルツハイマーの男性で山の中から死体が発見されリネン業者であった大久保新平の名前が浮かび上がった。
1.
「先端創薬開発センター」に入院していたアルツハイマーの男性の和久光一が朝いなくなっていることにスタッフが気づく。
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2.
スタッフは施設内を探すも見つからず一人で施設を出たところも見られていないことから警察は何者かに連れ去られた可能性が高いと考えられた。
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3.
出入りしていた業者の車両を調べた所リネン業者である「大久保新平」が浮かび上がっており大久保新平は「山に埋めた」と供述し警察がその場所から腐敗した遺体がでてきており死因は窒息死であるとわかった。
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4.しかし大久保は「トラックに勝手に死体が積まれていて傷害の前科がある自分は何を言っても信じてもらえないから山に埋めた」死体遺棄は認めたものの殺人については否定していた。
創薬センターをでた八神は大久保新平に面会しに行き大久保は八神に無実を訴える。
源田法律事務所に帰って情報を整理していると創薬センターの寺澤が八神を訪ねてきて木戸の右腕の生野洋司が殺される前の和久を最後に見た人物でありその証言をする予定の人物だが違和感があると八神に伝える。
裁判が始まり生野洋司が廊下から窓越しに和久を目撃したと証言するも弁護側の証言者を名乗り出た寺沢は廊下からの窓越しには病室の中の和久が寝ているかどうかはわからないと証言した。
八神はこの証言により死亡時間が大きくズレてしまい犯行が可能な人物が大久保新平以外にもいたことを突きつけた。
寺沢と大久保新平は交際しており寺沢は大久保の無実を叫びこの裁判は無実となった。
しかしこの1か月後
大久保新平の手によって寺沢絵美は無残な姿に変わってしまった。
3年ぶりに八神は木戸に会い新谷と電話したのは生野だと聞き他にも話を聞こうとするとそこに黒岩が現れ八神を「新谷殺人事件の重要参考人」として八神を疑い連行しようとするが八神は「連れていきたけりゃ令状を持ってこい」と黒岩を突っぱねた。